ほっほっほ、どうも、くまの爺です。
こんにちは!弟子です。
さてさて弟子よ、情報を整理するにあたって重要なのはなんじゃと思う?
何でしょうか?情報源?みたいなものは必要ですよね。
そうじゃな、情報をまとめるにあたっては元となる資料が必要になる。そして資料を利用するからには、参照元となる文献をきちんと明らかにしておかねばならん。それをきちんとせねば、著作権法違反にもなりかねんからのう。
確かにそうですね。それに情報元が分からないと、それが正しい情報かどうかも分かりませんもんね。
まあ、史書に載っているから全て正しいとも限らんのじゃがのう。
え
それに日本語に訳す段階での間違いとかもあるしのう、ほっほっほ。
ほっほっほ、じゃありませんよ。それで正確な情報を残せるんですか?
なあに、ワシらは学者じゃないんじゃ。あの時代に生きた人物の記録をまとめ、評価する。それだけじゃから、細かい言葉の正誤を精査する必要まではないんじゃ。
何かいい加減に聞こえますが・・・まあ、師匠がそう言うなら何も言いません。
うむ、とりあえず、まずはお主に資料を見せてやるぞい。
思ったよりも少ない気がしますね。こんなものですか?
うむ、基本は筑摩さんの三国志I~Ⅲで大体網羅できるんじゃ。他があるのは単にワシの力不足だからじゃな。
そう言うものですか、やっぱり資料を集めるのって大変なんですね。
やっとワシの苦労が分かってくれたか。では次はどう評価していくかの説明をするぞい。
はい、よろしくお願いします!
まずは各人物の個人情報じゃな
・姓名
・分かるなら字
・分かるなら生没年
・戦績等の実績
・太守などの履歴
・個人評価
実績とかまでは何となくわかりますが、最後の個人評価って何ですか?
うむ、実は人物の特徴をより分かり易くするため、ワシ武将の能力評価をしているんじゃ。
それはまたひまじ・・・大変なことをなさっていたのですね。
いや、たしかに暇人の道楽かもしれん。じゃがな、数値だけじゃ不十分なんじゃ。
その人物が何をし、どんな役職に就いたか、それを合わせて初めて数値にも意味が出てくる。
そうすることで、その人物に命が吹き込まれる、と思うのじゃ。
そのための情報整理なのですね?わかりました。精一杯やらせていただきます。
うむ、それでは最後に参考とする書物を載せておくぞい。次回は評価する項目について説明を行うとしよう。では、またの。
また見てくださいね!
三国志 それからの系譜 新人物文庫
三国鼎立から統一へ 史書と碑文をあわせ読む 研文出版
三国志外伝 光文社