さて、今回は李移子の紹介じゃ。恐らく李が姓で移子が字ではないかと思うのじゃが詳しいことは分からんのう。と言うことで字不明、生没年も不明ぢゃ。武将ではなく絹商人と書かれておる。
人物紹介
彼は元占師の劉緯台、商人の楽何当と共に公孫瓚とは義兄弟の契りを結んでおる。公孫瓚が「伯(兄弟の一番上)」と名乗り、三人をそれぞれ「仲(同二番目)」、「叔(同三番目)」、「季(末っ子)」と呼んでおった。書かれている名前順からするとこの李移子は3人の二番目なので「叔」と呼ばれておったのかのう。
さて、この公孫瓚と義兄弟の契りを結んだ3人、詳しい事績は載っておらんが3人共大富豪だ、と書かれておる。記述されておるのはこれぐらいかのう。
楽何当同様、商人として大富豪になるにはそれなりの才覚が必要と考え、政治力とかをワシは評価しておるわい。さて、ほいじゃ能力の評価ぢゃ。今回は3作品とも出ておらんでの、ワシ評価のみぢゃ。
能力評価
彼は絹商人と言うことじゃ。大富豪になるためには、政治と知謀の高さが必要と判断した結果の値じゃな。
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雑談ぢゃ
ほっほっほ、どうもくまの爺ですじゃ。さて、今回は公孫瓚と義兄弟の契りを結んだ李移子の紹介じゃな。
楽何当より知力が高めですね?
うむ、絹商人と書いてあるので、馬商人よりも知力面の才覚も必要と思い、通常より知力を政治力として現したと言うとこじゃな。
ですが富豪と結びつきがあるって、これはスポンサーみたいなもんでしょうか?
うむ、劉備も馬商人の援助を得て挙兵しておるからのう。そして商人を大事にしたがために、逆に名士と呼ばれる連中から公孫瓚は嫌われたのかもしれんのう。
名士とはどう言うものなんですか?
うむ、儒学を治め知識人層で名声を得て、その地域で主に支配階級層に属する人達のことを指すんじゃ。豪族との違いは知識人層に認められ、名声を得ていることじゃろうな。
逆に言うと、知識人層の間で名声が高ければ、必ずしも支配階級である必要はないかもしれんのう。
儒学者とか高潔な人が多そうなので、確かに商人とはちょっと相容れないかもしれませんね。
そうじゃのう、儒学者が皆高潔とは言えんのじゃが、ポーズとしてそう振舞う人は多いじゃろうからのう。さて、今回はここまでかのう、次で公孫瓚勢力は終了じゃ。ではまたの。
次も見てください、それではまた!