さて、今回は黄巾残党の一人、于毒じゃ。
于毒とはまた物騒な名前じゃのう。張燕もそうじゃが、于毒もちょっと特殊な名前の付け方をしていると思うんじゃよ。さて、彼はどんな人物じゃったか、見ていくこととしようかの。
ほっほっほ、どうもくまの爺ですじゃ。さて、今回は于毒じゃな。
何か物騒な名前ですね。張燕も名が体を表す、と言った感じの名前ですし。それにしても師匠残念でしたね。
うむ?何の話じゃ。
連続投稿ですよ。ここまで50日以上ずっと連続で投稿していたのに、途切れちゃったじゃないですか。
ああ、そのことか、別にそれで良いんじゃよ。
あれ、こだわってたんじゃないですか?
いや、まあ投稿できる限りは投稿するつもりでいるのは変わらんが、何が何でも投稿しないと、なんて意識でおったら逆に続かんぞい。
うーん、そう言うもんですかねえ、逆に一度途切れるとずるずる行きそうな気もしますが。
それは目標が無いとそうなるかもしれん。ワシの場合は多分4000人ぐらいおる三国時代の人物の紹介をする、と言う最終目的があるからあまり関係ないんじゃよ。
なるほど、終わりをきちんと決めてるからレールは敷かれている、と言うことですね。それにしても何で今日は遅かったんですか、残業ですか?
まあ、紹介で終わるかは分からんことじゃがのう。ちなみに残業は毎度のことじゃが、今日はやっとあれを見てきたんじゃ。『鬼滅の刃』じゃよ。
おお、遂に見たんですね。感想はどうでしたか。
うむ、まあそこらはまた雑談回の時にでもしていくとするかのう。ただ、面白かったのは確かじゃな。
そうですか。じゃあその時にまた存分に聞かせてくださいね。
お主も好きな口か、まあ後ででも語るとするかのう。
さて、于毒についてじゃが、彼の名前が出てくるのは黄巾の乱辺りからじゃな。その辺りから語っていくとしようかの。
人物紹介
『九州春秋』によると184年に張角率いる黄巾賊が反乱した時、各地で賊が兵を挙げたんじゃが、その中に于毒の名前もあったんじゃ。
『典略』によると、黒山や黄巾の頭目達は元々高官の出ではなく、自分勝手に号や字を付けておったそうじゃ。
一応姓・名・字の付け方には一定の法則のようなものがあるから、そこから逸脱した名前の付け方をした人物が多いんじゃよ。
大体黄巾、黒山賊の連中の名前の付け方は張燕とかを見れば分かるように、己の特徴を名前に表すケースが多いんじゃよ。そう考えると于毒の毒、と言うのはどう言う部分から来ているのか、気になる所じゃのう。
まさか毒手拳の使い手、と言う訳ではないであろうがのう・・いや、これは忘れてくれい。
そして191年の夏頃に于毒らは魏郡を攻略したんじゃ。魏郡は冀州の南で鄴と言う重要な都があるんじゃが、そこを攻められたんじゃな。そして太守の栗成が殺害されると言う事態にまで陥ったんじゃ。
丁度袁紹は公孫瓚と戦い勝利した後で、宴会を催しておったところじゃが、この事態を聞き、皆心配したんじゃよ。中には鄴城内に家のあった者もおったようじゃ辛な、当然と言えば当然じゃろうか。
しかしそれでも袁紹は落ち着いており、泰然自若としていたと言うんじゃよ。内心は当然袁紹も心配していたと思うが、さすがと言うべきであろうかのう。何だかんだで豪胆じゃと思うぞい。
この危機を救ったのは陶升と言う人物で、賊の一人じゃったが、単身部下を率いて城壁を乗り越えて街へ入り、州の役所の門を閉鎖し、他の賊どもを中へ入れないようにしたんじゃ。
こうして袁紹の家族や官吏を守り袁紹に送り届けたことで袁紹は最大の危地を脱したんじゃよ。
そして袁紹は于毒を攻撃し、于毒と董卓が任じた冀州の牧の壺寿を斬り殺した、とあるんじゃ。こうして于毒は人生の幕を閉じたんじゃな。
さて、于毒の紹介はこれで終わりじゃな。続いて能力評価と行くぞい。今回は鄭門之三國志以外に出演しておるぞい。
能力評価
于毒は農民蜂起軍の頭目の一人としているので軍事面をやや高めの評価としておる。しかしこう言った素人の農民蜂起の軍と言うのは。勢いに乗って攻めている間は良いが、勢いが止まり、一旦受けに回ると脆いもんじゃ。袁紹はそこを上手く突いた感じじゃな。
↓ バナーをクリックしてくれるとうれしいぞい
雑談ぢゃ
さて、今回は于毒の能力評価じゃな。
何となくですが、今回はどれも非常に似通った感じですね。軍事、武勇、武力などが高めで、統率はやや低め、他の能力はかなり抑えめですね。
そうじゃな、基本的に専業軍人ではなく、実績もない場合、これぐらいで落ち着くのではなかろうか。
結局黄巾賊と言うのは生産力がないから奪うことでしか軍を維持できんおじゃ。そんな先の見えない戦いをしておる限り未来はないからのう。
そう考えると朝廷に降伏し、官位を得ていた張燕とかはなかなか凄いことをやっていますね。
うむ、やはり軍を維持させるために食料を確保するのは絶対の話じゃからな。于毒らとの差はそこにあると思っておるぞい。
さて今回はここまでじゃな。次もまたよろしく頼むぞい。
次も見てくださいね。それではまたです。