さて、今回は夏逸じゃな。彼も字や生没年は不明じゃ。
彼もまた張登絡みで名前が出てくる人物なんじゃよ。彼は張登とどんな関係じゃったのか、その辺りを見ていくとしよう。
ほっほっほ、どうもくまの爺ですじゃ。さて、今回は夏逸の紹介じゃな。
彼も張登と関係あるそうですが、どんな関係なのか気になりますね。
うむ、まあ基本は張登の凄さを際立たせるためのエピソードじゃから、夏逸自身の話ではないんじゃがのう、それでは人物紹介といこうかの。
人物紹介
さて、夏逸についても記載されておるのは一ヶ所、王雋と同じところじゃな。
『王朗集』にて王朗が趙郡の張登について述べた上奏文があり、そこに夏逸のことが書かれておるのじゃ。それによると
「守長の夏逸が督郵(郡の行政監督官)から無実の罪に陥れられた時、張登は拷問を引き受け、夏逸の罪を正しく処理させました。」
とあるんじゃ、無実の罪であることをきちんと判断し、夏逸を助けた、と言うことじゃのう。ちなみに督郵と言うと、劉備の話が有名じゃのう。
劉備と違って夏逸は、督郵の悪意により陥れられておるんじゃ。こう言うのがあるから督郵に悪いイメージがつけやすいと言うのはあったんじゃろう。
さて、張登に救われた夏逸じゃが、彼もここで出番は終わりじゃな。他の記録にも彼の名前は出てこんぞい。
ちなみに守長じゃが、恐らくボディガードのような役割かのう。腕っぷしは強かった、と言うところかの。
さて、人物紹介はここまでじゃ、続いて能力評価と行くぞい、今回はワシ評価のみ、じゃな。
能力評価
夏逸は守長と言うことで恐らく武勇にある程度の自信があった人物と思える。そのため軍事面はやや高めじゃな。
じゃが実際に実績を残した訳ではないのでそれなりの評価じゃ。また他は督郵に陥れられるぐらいなので抑えめの評価じゃな。
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雑談ぢゃ
さて、今回は夏逸の能力評価じゃな。
彼も師匠の評価はややきつめですね。
まあ、張登が救わなければ最悪の刑を受けることになっておったからのう。そう言えばお主、肉刑と言うのを知っておるか?
う、物騒な名称ですね。何かの刑罰になるんでしょうか。
うむ、まあ要は腕や足、耳や鼻など身体のどこかを斬ったり削いだりする刑罰のことじゃな。
ざ、残酷な刑罰ですね。あまり考えたくありません。
そうじゃな、ぱっと考えるとそう思ってしまうじゃろ。じゃが仮にちょっとした罪じゃが、そうじゃな・・・例えば車で速度超過したら死刑とか、どうじゃ?
そ、それはいくらなんでも極端すぎるのではないですか?
そうじゃ、確かにこれは極端な例じゃ。じゃが漢の時代に肉刑が廃止されたことでかえって刑死者がふえておるんじゃよ。
それはつまり、本来なら肉刑で済むところが死刑になってしまう、と言うことですか?
罪は罪として罰は受けないといけないと思いますが、本来微罪な場合に死刑鴨と考えると・・・でも腕とか・・・うーん、この辺りは判断が難しそうですね。
うむ、実際曹操時代だけでなく、何度もこれは議論になっておる話じゃからな。まあこの時代は下手に罪を被ると極刑もあり得た、そう言う意味では非常に厳しい時代じゃったと言えるんじゃよ。
夏逸は張登のような人物が身近にいて運が良かった、と言うことですね。
そうじゃな、実際劉備もどうなったか分からん状況じゃったし、運悪く督郵に讒言されて謂れのない罪で処刑された人物もおったじゃろうからの。
そう考えると、生き抜くのがかなり厳しい時代と言う感じがしますねえ。
まああくまでも目立つ人物が標的にされ易い、と言う感じじゃろうがの。この時代の闇を感じさせる部分じゃの。
さて、と言ったところで今回はこれまでじゃな。後一人で終わりじゃが、その次の劉備達の紹介をどうするかのう。
どうするか、と言うのはどう言うことでしょうか。
うむ、劉備や曹操と言った人物になると情報量が膨大になり過ぎるんじゃよ。あくまでもわしが設定する能力の理由として、その人物の事績を紹介しているんじゃが、紹介の方が膨大になり過ぎるのもちとどうかなあ、と思うんじゃよ。
師匠、そこまで考えていたんですね、と言いたいところですが・・・すでに袁紹や董昭などテキスト量が膨大な人がいたりするんですが、どうせまた適当なこと思いついただけなんじゃないですか?
(ぎくり)・・・い、いやまあ彼等よりも、更にボリュームが増えるのは間違いないからのう。今の内に対策を考えておかんとエライことになるぞい。
まあ、どうするかはお任せします。師匠の長文は読みにくいんですから、なるべく簡潔にまとめてくださいね。
そうじゃな、そこはもう少し何とかせんといかんのう。
さて、それでは今回はここまでじゃな。次も見てくれると嬉しいぞい。
次も見てくださいね、それではまたです。