さて、張飛の紹介2回目じゃな。
さて、2回目は軍事面以外の張飛のエピソードと、能力評価を中心に説明を行っていくとしようかのう。
人物紹介
さて、張飛紹介の2回目じゃな。
張飛のエピソード、どんな内容があるのか気になりますね。
うむ、まあそんなに珍しい話はないぞい。知ってる人なら、ああこの話か、と言う程度のもんじゃよ。
それじゃあ、さっそくお願いします。
その他のエピソード
秦宜禄のその後
関羽の方のエピソードで出てきてた杜氏の元旦那であった秦宜禄についての話じゃ。
秦宜禄は呂布や袁術が滅びた後、曹操に帰服していたんじゃが、劉備が徐州で曹操に反旗を翻した時、張飛は秦宜禄にお前の妻を奪った人間に付き従うのはどうなんだ、おれについてこないか?と言われ、それに付き従ったんじゃ。しかし付き従って数里で後悔し、帰りたいと願ったところ、張飛は彼を殺害してしまったんじゃ。
相変わらず張飛はこういうところでは容赦がないのう・・・。
張飛の嫁探し?
200年頃、夏侯覇の従妹の13,4歳の少女が本籍地の郡に居住していたんじゃが、薪取りに出かけた際に張飛に捕まったんじゃ。時期的にはちょうど劉備が汝南の方に侵出して、曹操の背後を脅かしておった時期じゃろうな。
張飛は彼女が良家の娘であると分かると、そのまま自分の妻としたんじゃよ。うん、張飛は何でもアリな感じじゃなあ。
しかし、この張飛と夏侯氏の間に生まれた娘が、後に劉禅の皇后となるんじゃよ。多分夏侯氏は美人じゃったろうが、張飛も結構イケメンじゃった・・・かもしれんのう。
まあ、あくまでも可能性の話じゃよ、ほっほっほ。
張飛の官職
劉備が漢中王となると、張飛を右将軍・仮節に任命したんじゃ。221年には車騎将軍に栄転し、司隷校尉を兼務し、昇進して西郷侯に任じられたんじゃな。これは列侯の郷侯に該当し、亭侯より一つ上になるということじゃろうな。
車騎将軍は後漢でも大将軍や驃騎将軍に次ぐ、ほぼ最上級の将軍号じゃな。この時驃騎将軍には馬超が就いており、馬超と張飛がNo.1と2だった訳じゃ。
きちんと調べた訳ではないが、この時大将軍は空位だったと思うんじゃ。これは関羽が生きておれば関羽が大将軍だった、と言うことかのう。
ちなみに司隷校尉とは司州方面の長官を指しており、実際は支配していない地域の、名目だけの官職と言うことになるのう。結構こう言うのは多いぞい。
張飛の性格・問題点
張飛の欠点として、君子(身分の高い人)を敬愛したが、小人(身分の低い人)に憐れみをかけることはなかった、と言う点が挙げられるんじゃ。
『零陵先賢伝』によると、張飛がかつて劉巴の家に泊まったことがあるんじゃ。劉巴が張飛と何も話をしないので張飛はかんかんに腹を立てたんじゃ。諸葛亮がもう少し武官とももう少し手を取り合うように我慢してくれ、とたしなめると、劉巴は「大丈夫がこの世に生きていくからには、当然四海の英雄と交わるべきです。どうして軍人なんかと語り合う必要がありましょうか。」と非常に傲慢な話じゃが、当時の軍人がどういう扱いじゃったのかが窺い知れる内容じゃのう。
張飛も色々もやもやするもんがあったんじゃなかろうか。とは言えそれで叩かれる配下の兵士はたまったものではないじゃろうがな。
ちなみに配下の兵士に厳しすぎる張飛に対して、劉備は何時もこれを戒めて「君はあまりにも刑罰によって人を殺しすぎるうえに、毎日兵士を鞭で叩いている。しかも彼等を側近に仕えさせているが、これは災いを招くやり方だぞ。」と言うんじゃが、張飛はこれを改めなかったんじゃ。
最終的に、関羽の敵討ちに向かう際、范彊と張達の二人がよって、張飛は暗殺されてしまうのじゃよ。劉備は張飛の都督からの上奏文が届けられたと聞くと「ああ、張飛が死んだ。」と嘆いたんじゃよ。段々蜀の歯車が狂っていく感じがして悲しいのう。
張飛のエピソードはだいたい以上の通りじゃ。実は酒の話は正史では出てこないんじゃな。と言ったところで張飛に関するエピソードは終わりじゃな、続いて能力評価と行くぞい、こちらは当然全作品に出ておるぞい。
能力評価
張飛じゃが、一番の強みは関羽同様剛勇さじゃな。負けはしているが長坂で見せた胆力はたいしたものじゃと思う。また張郃の軍を撃滅した時の勇猛さも評価ポイントとして非常に高いと思えるぞい。
また、関羽ほどではないが、厳顔とやり取りした時の対応や、張郃を攻撃する時の見事な判断力など、知謀などに関しても一定以上の評価ができるぞい。
統率は関羽より敗戦が少なく、また関羽が別軍を率いることが多いのに比べ、張飛は基本劉備の近くで使われることが多く、直接前線で敵と戦うことも多いため、関羽よりも少し高めじゃ。
政治に関してはさすがにいろいろあったので、ここはかなり低めじゃな。全体的に関羽よりも更に軍事面に特化した感じじゃな。
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雑談ぢゃ
さて、張飛の能力評価じゃな。
師匠のは話を聞いていると、何となく知謀とかが高いのは何となくわかりますが、三国志14も知力が高いですね?。
うむ、実は三国志14の場合、張飛は能力が2つあって、若い時と晩年とでは基本能力が違うんじゃ。今回表示しているのは晩年の方じゃな。
と言うことは若い頃はもっと知力が低かった、と言うことですね。
そうじゃな、若い頃は知力33じゃな。
ああ、そっちの方がなんからしいですね。
まあそう思う人も多いじゃろうな、じゃが粗暴と言うだけで、実は地頭は良かったと思うぞい。
他の2作品はどちらも知力、策略は低めですね。
うむ、ワシも知謀上げるのに随分迷ったように、元々演義で刷り込まれたイメージはなかなかぬぐえんからのう。
ただ政治は皆ほぼ一致と言ったところでしょうか。
そうじゃな。まあ太守とかもやってはいるが、目立つ実績がある訳でもなく、逆に下邳で曹豹と争ったり、配下に厳しすぎる点など統治者としては問題が多いからのう。
まあ武将として見れば最高峰の武将の一人じゃ。統率と知謀が100以上あって、尚且つ軍事がここまで高い武将もなかなかおらんぞい。
さて、張飛の紹介はここまでじゃな。次も見てくれると嬉しいぞい。
次も見てくださいね、それではまたお願いし成す。
1⃣・2⃣