さて、今回紹介するのは焦和じゃな。字や生没年は不明じゃ。
彼はこの時期に青州刺史となった人物だったんじゃ。じゃが彼の名前を知る人は少ないのではなかろうか。
彼がどんな人物だったか、見ていくとしようかのう。
さて、今回は焦和じゃな。彼は青州刺史だったんじゃよ。
上でも書かれてますが、刺史と言いますが、私は全然知らないですね。
うーん、そうじゃな、彼の場合はもしかしたら平和な時代であれば、と言う人物だったかもしれんのじゃ。
気になるもの言いですね。早速紹介をお願いします。
人物紹介
さて、それでは焦和の紹介じゃな。
『九州春秋』によると、初平年間に焦和は青州刺史となるんじゃ。
当時英雄が一斉に蜂起し、黄巾の賊が暴れまわった、とあるんじゃ。
英雄とは時期的に考えると、反董卓連合に参加した連中の話じゃな。黄巾の賊は恐らく青州で暴れまわった連中じゃな。
この時、焦和は同盟に参加することに熱心で、郡に入ったが住民を保護する余裕もなく、結局軍を引き連れて西方へ向かったとあるんじゃ。
場所が抽象的で分かりにくいが、酸棗に駐屯しようとしたのかのう。
じゃが曹操が徐栄に敗れたことから、黄巾の賊が勢力を広めた、とあるんじゃ。
これは『九州春秋』では曹操と袁紹が(徐栄)に破れた、と書いておるんじゃ。じゃが袁紹は董卓軍と正面切って戦ったことは一度もないし、何より曹操等が破れることで、黄巾賊が勢力を何故伸ばせるのか?
どうも話が強引過ぎて、信ぴょう性に乏しいように感じられるのう。
ともあれ、焦和は恐らく反董卓連合軍解散と共に青州へ戻ったのは確かなようじゃ。
じゃが、焦和たちの目に映ったのは黄巾賊たちに荒らされた青州の惨状じゃ。
町や村は破壊され、焦和は優秀な武器と多数の兵士を抱えていたが、抵抗することもできんかったんじゃな。
彼の敵を恐れるあまりに取った奇妙な行動じゃが、例えば敵が氷の上を渡って攻めてくることを恐れ、「陥氷丸」と言う氷を解かす薬物を作って黄河に投げ込んだと言うんじゃ。氷を解かす、と言うとパッと思いつくのは塩じゃが、塩を利用した薬と言うことじゃろうか。一応塩水は氷点下でも凍らなくなるからのう。
また万の神々に祈りを捧げ、戦いに必ず勝利するように願い、いつも筮竹を前に並べ、御子を側から離さなかった、と言うんじゃよ。そして室内では雲を突き抜けるように威勢よく観念的論議をしてみせたと言うんじゃな。
じゃが、実際に出陣すると、混乱してどんな命令を出していいかわからぬ有様であった、と言うんじゃ。しかも情報をかき集める斥候を配置しておらんかったために、人々を恐怖に落としいれ、動揺させるようなデマが耳に入ると、敵の姿を目にするや風を食らって逃亡し、一度も土ぼこりをたて、旗指物や陣太鼓入り乱れての戦闘を行ったことがなかった、とあるんじゃよ。
結果として青州は荒れ果て、廃墟と化してしまったんじゃ。
そして正確な時期は不明じゃが、ほどなくして焦和は亡くなったようじゃな。
さて、そんなところで焦和の人物紹介は終了じゃな。続けて能力評価じゃな。今回はワシの評価のみじゃな。
能力評価
焦和の評価じゃが、軍事で一度も指揮できず、逃げ出したことから、軍事関係の能力は最低クラスじゃな。
また筮竹を並べ、巫女に頼りまともに統治もできなかったことから知謀と政治も抑え目じゃ。今まで登場してきた人物の中では一番評価しづらい人物かのう。
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雑談ぢゃ
さて、焦和の能力評価じゃな。
さすがに実績を見るとこれぐらいの評価になるのはやむを得ないですかねえ。
そうじゃな、なるべく良いところを探して評価してやりたいところじゃが、今回はなかなか難しかったぞい。じゃがまあワシが同じ立場だったら、もっとひどい状況じゃったろうしのう。
まあ、師匠は上に立って人を引っ張るタイプでも、政治に興味があるタイプでもありませんからねえ。
政治に関しては別に興味がない訳ではないがのう。ただシステムが複雑になりすぎて、メリットとデメリットとか考えるのがめんどくさいんじゃよ。今の世の中は人がシステムの奴隷になっておって、政治家たちのように、システムの盲点を突ける連中が甘い汁を吸えるようになっておるだけじゃからな。とは言え結局その政治家たちもシステムの奴隷の一人でしかないからのう。そう考えるとワシからは何も言えんわい。
何かすごいことを言ってるようですが、実際はフワッとした抽象的な話ですねw
まあ、暴動や大事件が起きん程度には平和な世の中じゃからな。本当にダメな時は勝手にダメになっていく、何ごとも永遠には続かん。ただ、まだ今はその時ではない、と言うことじゃろうな。コロナでどこまでどうなるかはわからんがのう。
大分脱線しましたね、焦和の話に戻りましょうか。多分今のところ焦和が一番評価としては低いと思いますが、例えば能力が低い方のランキングとかは・・・。
そっちはやらんぞい。能力が高い方は賞賛のためにいくらでもやりたいが、低い方はどうしても話が貶める方向に行きがちじゃ。ワシはそれが嫌なんじゃよ。焦和でも平時だったら優秀な太守じゃったかもしれん。また数値化できない部分で優れた才能があったかもしれん。矛盾しているかもしれんがワシ如きの示した数値で、そんな人物を否定したくはないからの。言うとしても乱世向きの人物ではなかった、と留めておきたいところじゃな。
何と言うか・・・師匠はめんどくさい人ですねえw
まあそこは自覚あるから否定はせんぞい。焦和に関しては数値化できない部分で良いところがあったであろう。それを示すことができん内に亡くなったのは残念じゃな。さて、今回はここまでじゃ焦和は配下が一人も名前が出てこんから、彼でやるのは相当つらいと思うぞい。。
良ければ次も見てくださいね、それではまたです。それと他に気になる方がいましたら下の索引からご覧ください。