さて、今回は龐悳の紹介、2回目じゃな。今回は前回紹介したこと以外のエピソードの紹介と、能力評価まで行こうかのう
さて、今回は龐悳の二回目の紹介じゃな。
どうも、張郃だ。彼は軍事専任であるから、前回説明したこと以外はさほど語ることはないと思うがな。
前回以外となると主な戦いで言うなら、関羽との最後の戦いとかですかね。
そうじゃな、その辺りが中心となるであろうな。それでは早速見ていくとしようかの。
よろしくお願いします。
人物紹介
若い頃の龐悳
龐悳の出身地は南安郡の狟道県の出身なんじゃ。とは言え、龐悳が生まれた時期はまだ南安郡は存在せず、狟道県は漢陽郡に属していたようじゃな。
まず、若くして郡吏・州の従事となったんじゃ。初平年間(190~193年)、馬騰に付き従って反乱を起こした羌族・氐族を攻撃し、たびたび戦功を立て、次第に昇進して校尉に登ったんじゃよ。
基本は武官として若い頃から活躍していたようだな。活躍時機を考慮すると、俺より僅かに若いぐらいだったかな。
そうじゃな、その後、高幹・郭援等を攻めた時の状況は前回紹介した通りじゃな。
この時の活躍により、龐悳は中郎将に任命され、都亭侯に取り立てられたんじゃよ。
戦闘のたびに常に陣を陥れ敵を撃退し、武勇は馬騰軍の中で随一だった、と言うんじゃな。後に馬騰が朝廷に召されると、龐悳は留まって、その後基本的に馬超に従うんじゃ。
しかし、漢中で二人の道は分かれるんじゃよ。馬超は蜀へ移り、漢中に留まった龐悳は曹操に従うようになるんじゃ。
龐悳に関しては曹操も平素より彼の武勇を聞いていたことから、立義将軍に任命し、関門亭侯に取り立てたんじゃ。
関羽との最後の戦い
さて、時代は少し下って、関羽との戦いのことじゃ。前回で龐悳が白馬将軍と呼ばれ、関羽軍に恐れられたことは既に書いた通りじゃな。
じゃが、ここから不幸が龐悳を襲うんじゃよ。
まず曹仁は龐悳に命じて、樊城の北十里のところに屯営させたんじゃ。じゃがこの頃10余日に渡って長雨が降り続き、漢水は急に氾濫したんじゃよ。
樊の領下の平地は五、六丈も水がたまり、龐悳はそれを避けて堤に登るんじゃが、関羽は船に乗って彼らを攻撃し、四方から堤の上を射たんじゃ。
龐悳も応戦し、鎧を着て弓を持って射たが、矢は無駄に発せられることはなかった、とのことなんじゃよ。
しかし形勢が圧倒的に不利なことから、将軍の董衡・董超らが降伏しようとすると、龐悳は彼らを全員捕えて斬り捨てた、と言うからすさまじいんじゃ。
鬼気迫る、とはこのことだな。ここまで厳しくやったのも、一つは龐柔が蜀にいるから裏切るかも、と言われたのに反発した、と言うのも無関係ではなさそうだな。
じゃが、関羽の攻撃はいよいよ激しく、矢も尽きて白兵戦で戦うしかならなくなったんじゃよ。龐悳は督将の成何に向かって言ったんじゃ。
「良将は死を恐れていい加減に生き延びようとはせず、烈士は節義を失ってまで生を求めないとわしは聞いておる。今日はわしの死ぬ日じゃ。」
戦うほどにますますたけりたち、意気はますます盛んであったが、水の勢いが増してくると、軍吏や兵士は皆降伏したんじゃ。
龐悳は配下の一人、五伯二人と弓を引き絞り、矢をつがえて曹仁の陣へ帰ろうとしたが、水の勢いが強くなり船がくつがえる、ただ一人船底を抱いて水中にいるところを関羽に捕まったんじゃよ。
突っ立ったままでひざまずかない龐悳に対して関羽は言うんじゃ。
「卿の兄は漢中におる。わしは卿を将とするつもりだが、さっさと降伏しないのはどういうつもりじゃ。」
それに対して龐悳はこう答えるんじゃよ。
「わっぱめ、どうして降伏などと言うのだ。魏王は百万の鎧武者を持ち、威光は天下にとどろいている。お前の劉備なんぞ凡才にすぎぬぞ。どうして敵対できる。わしは国家の鬼となっても賊の将とはならぬわい。」
ここまで言われると関羽も彼を救おうとは思わんかったじゃろう。かくて龐悳は殺害されたんじゃよ。
良将であり、烈士である。見事な生きざまだな。
そうじゃな、関中方面で張郃殿と共に騎馬を走らせる姿を見てみたかったのう。
さて、これで龐悳の人物紹介は終わりじゃな。続けて能力評価と行こうかのう。もちろん彼は全作品に登場じゃ。
能力評価
龐悳はその武勇は馬騰軍随一であり、弓の腕前も冴え渡って関羽の額にも充てるほどじゃ。軍事能力はほぼ最高クラスの評価としたんじゃよ。
じゃが彼はあくまでも前線の指揮官であり、大軍を統率する司令官と言う感じではないことから統率はやや抑えめじゃ。また基本武官であることから政治や知謀も抑え目じゃな。
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雑談ぢゃ
さて、龐悳の能力評価じゃ。
皆軍事関係の評価が高い、その一方で統率は三国志14以外はそこまで高くはない、か。
師匠は知謀それなりの高さじゃないですか?
コーエーテクモさんの評価で言うなら知謀も60台だから、低くはないかのう。
まあ、言動を見ても無学でないことは分かるから、妥当ではないかな。
そうじゃな、馬騰軍の中ではその高い軍事能力で最前線を、任すことのできる貴重な人材であろう。さて、今回はここまでじゃな。次もよろしく頼むぞい。
よし、それでは俺も帰るか、次もよろしく頼む。
張郃さん、お疲れさまでした。次もよろしくお願いします。他の人物に興味ある方は、下の索引からご覧くださいね。