さて、今回紹介する人物は許乾じゃな。字と生没年は不明じゃ。彼は陸康の配下と言う訳ではなく、この辺りに根を張っておった賊の一人なんじゃ、じゃが根っからの悪人と言う訳でもないので、便宜上陸康勢力の一員としておいたんじゃよ。
さて、今回は許乾の紹介じゃな。
どうも、張郃だ。揚州の山賊、いや川賊、と言ったところか。
根っからの悪人ではない、と言うことは何か善行があった、と言うことですか？
いや、そんなたいしたことではないであろう。少なくとも俺は聞いたことがないぞ。
ふむ、まあ普通に降伏とかしただけの話じゃからな。これは降伏させた側の方がメインの話となるでのう。
ちょっと大物っぽい人みたいですね。許乾はその方の引き立て役のようになる、と言うことですか。
そうじゃなちなみに知ってる人は知ってる、許乾について見ていくとしよう。
人物紹介
さて許乾の出番じゃが、正史に1ヶ所のみ名前が出てくるんじゃよ。
魏志『劉曄伝』を見ると、揚州の人物には軽はずみな男伊達や、ずるがしこい荒くれが多く、その内の荒くれの一人が許乾だった訳じゃな。
劉曄と言うと確か曹操の参謀ですよね。揚州の荒くれと何か関係があるのですか？
うむ、実は劉曄殿は揚州の出身者なのだ。彼の若い頃のエピソードはなかなか面白いぞ。
まあ、別にすぐ出てくるから内緒にしておくほどのことでもないし、簡単に言えば、子の賊の一人を劉曄は斬り、配下の軍勢を降伏させることに成功するんじゃ。
え、後に魏で参謀として腕を振るう方が、自ら賊を斬ったりするのですか？
だから面白いと言ったであろう。彼は呉の魯粛と友人であったようだが、どちらもクセの強い人物だったのは間違いないな。だからこそ友人であったのかもしれんがw。
そうなると軍勢が降伏した時に許乾も降伏した、と言うことですか。
彼の名前がそれ以降全く出てこんことから、はっきりとしたことは分からんが、その可能性は高いじゃろう。その後別の賊を討伐した、という話も無いからのう。もしかしたら黄巾賊のように食い詰めて賊になった人物かもしれんのう。
さて、許乾の人物紹介はここまでじゃ。続けて能力評価と行くぞい。もちろんわしの評価のみ、じゃな。
能力評価
許乾は賊として数千の兵を率いておったようじゃ。じゃがこの地域には一番の大物がおったようじゃな。
そ奴が斬られることで許乾等が降伏したことにより、全体的に評価は抑えめじゃな。
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雑談ぢゃ
さて、許乾の能力評価じゃな。
特に実績も名声も無いから全体的に抑え目の評価になっているんですね。
まあ、この辺りの評価になるのは仕方ないか。
ふむ、まあ名声もなく名前だけじゃからな。ただ、その中でもずるがしこい荒くれが多い、と言うことから軍事と知謀を高めの評価としておいたんじゃ。
知謀が変に高いな、と感じたが一応そう言う意図はあったのだな、なるほど。
とは言えもう少し情報は欲しいところじゃがのう。さて、許乾について如何じゃったかな。良ければ次もまたご覧くだされ。
よし、それでは俺も帰るか、次もよろしく頼む。
張郃さん、お疲れさまでした。次もよろしくお願いします。他の人物に興味ある方は、下の索引からご覧くださいね。
