さて、今回紹介するのは趙祇じゃな。馬相同様に字は不明じゃが、生没年の方は没年がやはり188年頃と考えられるんじゃ。馬相とほぼ同じ運命をたどった、と言うことじゃな。
さて、今回紹介するのは趙祇じゃな。
と言うことは内容も馬相とほぼ同じと言うことになるでしょうか。
そうじゃな、馬相とはセットの扱いになるので、今回は一緒に出てきてもらったんじゃよ。
人物紹介
さて、次代は劉焉が益州に入るほんのちょっと前の話じゃ。
この頃益州の刺史は郤倹じゃが、彼の課す租税がでたらめであったため、益州は混乱に陥ってしまっていたんじゃ。そして当時益州におった馬相と趙祇は、綿竹県で自ら黄巾を号し役務に疲れ切った民衆を集め、一、二日の間に数千人を手に入れたんじゃよ。
そこで馬相と趙祇は綿竹県の県令李升を攻めて殺害し、官民を糾合した結果、一万余人に膨れ上がったんじゃよ。更に雒県を撃ち破り、益州刺史の郤倹をも攻め滅ぼし、蜀郡、犍為郡を落とすことに成功したんじゃよ。
じゃがここで馬相は調子に乗って天子を名乗ってしまったんじゃよ。この時趙祇がどう思ったか、史書には記録がないんじゃ。
過去の歴史を知っていれば安易な天子詐称はすべきではない、と言う判断になるはずだが、彼らの身分や学歴が分からん以上、はっきりしないな。
こればかりは、本人たちに直接聞かない限りは分からんのう。
結局自称天子となった馬相じゃが、賈龍の手によって馬相達は数日で敗れ去ってしまうじゃ。その後の趙祇の記録は出てこんのじゃが、彼も賈龍との戦いの最中に戦死したのではなかろうか。
さて、これにて趙祇の紹介は終わりじゃな、続けて能力評価と行こうかの。今回もワシのみの評価じゃな。
能力評価
趙祇も馬相と共に戦い、3郡を落とすことに貢献しておったことから、軍事能力はそれなりにあったと思うんじゃよ。じゃが主将が馬相であったと考えられることから、全体的には馬相より抑えめじゃな。
また、統率や政治がわずかに馬相を越えており、趙祇を副官とすれば、わずかに部隊の能力は上がると思うぞい。
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雑談ぢゃ
さて、趙祇の能力評価じゃな。
馬相程は尖がっておらず、項目によっては馬相も越える、と言うことか。まあ馬相がかなり偏った能力だからな。
とは言え、趙祇の統率や政治も決して高い訳じゃありませんから、この勢力で戦うのは結構大変そうですね。
そうじゃな、馬相の軍事力がほぼ唯一の売りじゃから、早いところ優秀な人物が欲しいとこじゃのう。
劉焉に手を出すのだけはダメであろうな。さすがに相手が悪そうだ。
そうじゃな、王咸や李権辺りをまずは攻撃目標とし、在野の士をうまく引き込むことが肝要じゃろうな。さて、趙祇の紹介は以上じゃが、如何じゃったろうか、良ければ次もよろしく頼むぞい。
よし、それでは俺も帰ろう。
張郃さん、お疲れさまでした。次もよろしくお願いします。他の人物に興味ある方は、下の索引からご覧くださいね。
