今回は琑奴と言う人物の紹介じゃな。彼はあの軻比能の配下として、戦場に赴いておったようなんじゃよ。
さて、今回は琑奴の紹介じゃな。彼は軻比能が素利と戦った時に援護に来た田豫を食い止めるように言いつかっておったんじゃ。
どうも、張郃だ。だが、結局田豫殿の攻撃を受けきれず敗走してしまったようだな。
それはやはり田豫さんが強かった、と言うことですよね?
もちろん田豫殿の実力は疑うべくもないが、この時琑奴は小隊の隊長だったらしいから、そもそも相手にできんかった、と言う面もあるだろうな。
うむ、小隊となると数百とかの規模じゃろうから、さすがに受けるのは難しかったじゃろうな。さて、それでは能力の方を見に行くとしましょうかの。
能力評価
さて、それでは各項目ごとに評価理由を見ていくとしようかのう。
軍事・統率・知謀・政治
魏志『鮮卑伝』によると221年以降、素利や歩度根の配下の三部族が軻比能と争いを起こし、互いに攻撃を掛け合ったんじゃよ。いったん田豫が調停したんじゃが、224年、軻比能が再び素利に攻撃を加えると、田豫が素利に加勢し軻比能の背後から牽制をかけるんじゃ。田豫は小隊の隊長琑奴に田豫の攻撃を防がせるんじゃが、結局防ぎきれず、琑奴は敗走するんじゃよ。
小隊の隊長だから、そこまでの実績もなかったであろうから、全体的に抑えめとなるのは仕方あるまいか。
それにしても田豫の攻撃を凌げると軻比能は思ったのか、謎の配置ですね。
↓ バナーをクリックしてくれるとうれしいぞい
簡単解説
軻比能はなぜ小隊のみを田豫に充てるようなことをしたのでしょうか。
恐らくだが、本気でこちらを攻撃することはないと睨んでいたのではないか。実際その後軻比能が鮮于輔に、田豫が攻撃してきたから退却した旨の発言をしておる。
なるほど、防衛のために配置したのではなく、田豫軍の動向を確認するために配置したということですか。
まあ以前も書いているが素利等も軻比能以上の勢力だったようであるし、前後に敵を抱えた状態ではどちらにしても勝てないからな。
その辺り戦力の見積もりや危険と判断すればさっと撤退する辺り、軻比能はやはり戦上手は上手と言えるのじゃろうな。さて、琑奴についての紹介はここまでとしておこうかのう。
それでは俺も帰るとしよう。次もまたよろしく頼む。
張郃さん、お疲れさまでした。次もまたよろしくお願いしますね。