さて、今回から新たな勢力、と言っても一人なんじゃが曹寅の紹介じゃな。彼もまた他のところで出てきてる人物なんじゃな。字や生没年は不明なんじゃよ。
さて、今回は紹介する人物は曹寅じゃな。
確か孫堅にニセの檄文を作成して政敵を葬ろうとした方ですよね。
そこまで分かっているのなら話が早いのう。それでは早速見に行くとしようかのう。
人物紹介
さて、時は反董卓連合軍が発足し、孫堅も長沙から北上していた時のことじゃ。時の荊州刺史は王叡だったんじゃが、『呉歴』によると、王叡は元々孫堅と共に零陵・桂陽の反乱者を共に討伐したのじゃが、孫堅が武官であったことから、孫堅を軽んじたこと言葉を吐くことがあったんじゃ。
それだけでなく、この時王叡は元々の武陵太守であった曹寅とも仲が悪かったんじゃよ。そして董卓討伐に先んじて曹寅を殺そうとしたんじゃ。
これを畏れた曹寅は時の光禄大夫温毅の檄文を偽作して孫堅に送り付け、王叡の罪状を述べ立て、彼を捕まえて処刑し、その後から報告の文書を奉るようにと命じたんじゃ。
これを受けて孫堅は軍を動かして王叡を襲撃し、殺害するんじゃ。
孫堅もニセの檄文と分かっていたのかもしれんが、王叡の態度に腹を据えかねていたのだろうな。
うまく檄文に乗っかった感じじゃったのかもしれんのう。
さて、孫堅をうまく焚きつけて政敵(?)を排除することに成功した曹寅なんじゃが、三国志にはその後のことは書いておらんものの、後漢書の『劉表伝』を見ると、その後赴任してきた劉表によってクビにされてしまったようなんじゃ。所業がばれたのであろうな。
これ以降の曹寅の行方は不明じゃ。続けて能力評価と行こうかの。彼はワシの評価のみじゃな。
能力評価
曹寅はニセの檄文を作成して孫堅をうまくそそのかし、王叡を排除することに成功したことから知略・知謀を高めの評価としたんじゃよ。
じゃが、その後劉表によって罷免されたように、ツメの甘い部分が見られることから、政治・政略面は抑えめの評価とさせてもらったんじゃよ。
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雑談ぢゃ
さて、曹寅の能力評価じゃな。
ふむ、残っている実績を見る限りは妥当な評価と行ったところか?
孫堅さんをだましたとも言える訳ですが、孫堅さんより知謀が高い訳ではないのですね。
これは孫堅もある程度承知で動いたのかもしれんしのう、それに・・・
まあこの一事のみではそこまで高く評価するのも厳しかろう、と言ったとこだな。
そうじゃな、劉表によって罷免されたのも少しマイナスに働いたと言えるじゃろうか。さて、曹寅についての評価はここまでじゃが如何だったであろうか。良ければ次もよろしく頼むぞい。
よし、それでは俺も帰るか、次もよろしく頼む。
張郃さん、お疲れさまでした。次もよろしくお願いします。他の人物に興味ある方は、下の索引からご覧くださいね。