さて、今回から孫峻の紹介じゃな。いろいろと毀誉褒貶の多い人物じゃが、どちらかと言えば批判よりの意見が多いと思うんじゃよ。ただ無能な人物が、国のトップに君臨し続けることも不可能と思うんじゃな。ちょっと色々漁ってみるとしようかのう。
案内人
くまの爺・・・三国志好きのタダの爺さん、もちろん某く〇モンとは何も関係ない（それ以上はいけない）。三国志好きが高じて史書に載っているほぼ全ての武将のDB化をしてやろうと大それたことをもくろむ。終わりの目途は・・・全く立っていない。
弟子・・・師匠の無茶な道楽に付き合わされる可哀そうな弟子。最近は張郃とのやり取りが多いせいか、無駄なツッコみは減っている模様。実は弟子と書いて「ていこ」と言う名前だったりする（師匠は最近思い出したようだ）。
張郃・・・くまの爺が一番好きな武将とお話ししたい、と謎の技術で召喚された可哀そうな人物。もっとも本人は現代生活を結構楽しんでいるよう。無理やり召喚されたためか、くまの爺の持ってる範囲の記憶しか残っておらず、ちょっと残念。
四方山話
さて、今回から孫峻じゃな。諸葛恪を誅殺し、その後呉国を掌握した人物じゃな。
あまり評判の良くない人物ですよね。権力闘争に長けただけの人物、と言う印象がありますが・・・。
実際はそれだけの人物が長年呉の権力を掌握し続けることは不可能だがな。
まあ、それだけの人物でないのは確かと思うがのう。それではさっそく評価から見ていくとしようかのう。
能力評価
さて、それでは各項目について見ていくとしようかのう。
軍事
孫峻は、若くして弓術や馬術に巧みで、思い切りが良くて、決断力があった。（『孫峻伝』）
結構個人の武才は持っているのですね。それで軍事は高いのですね。
一方で統率はほぼ最低値だな。これは本人の評判がかかわっているのだろう。
統率
統率が低いのは本人の評判と、彼を暗殺しようとした人々の影響じゃろうな。
孫峻は元々取り立てて名声もなかったのであるが、（諸葛恪を誅殺した後）驕り高ぶって人々を害い、多くの人々を処刑したことから、人々は口々に彼に対する非難を表明した。
～中略～
五鳳元年（254年）、呉侯の孫英が孫峻の誅殺を企てたが、事が漏れて孫英は非業の死を遂げた。
～中略～
同二年（255年）蜀からの使者が公式訪問のため呉にやってくると、将軍の孫儀・張怡・林恂らは使者との会見の席上で孫峻の誅殺しようと企てた。
その計画が漏れて、孫儀らは自殺し、巻き添えになって死んだ者が数十人、公主の魯育（朱公主）までもこれに連座した。（『孫峻伝』）
こうやって見ると、やはりずいぶん評判は悪いのですね。皇族の孫英や孫儀もかかわっていますし・・・。
それだけでなく孫亮も孫峻を廃そうとしていたし、孫休は孫峻と孫綝が同じ孫姓であることを非常に嫌っていた、とあるからな。
知謀・政治
知謀と政治は次回以降にちょっとまとめるとしようかのう。ただ上の暗殺事件も回避して居るし、危機察知能力は相当高く、政争に強いのは間違いないじゃろうな。
知謀が高いのはその辺りを考慮してのことじゃな。
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簡単解説
他の作品でも魅力や政治方面は低めですね。
その一方で策謀はそれなりの数値になっている、やはり政争には強い、と言う判断なのであろう
そういえばその辺りは師匠も含めて共通ですね。
その辺りはみな同じようにみている、と言うことじゃな。
さて、それでは政治面・知謀面については次回以降見ていくとしようかのう。
よし、それでは今日のところは帰るとするか。
張郃さん、今日はお疲れさまでした。次もまたよろしくお願いしますね。
