さて、今回紹介する人物は高蕃じゃな。彼は袁尚軍の武将として、曹操軍の兵站を断ち切る任務を帯びておった訳じゃ。さすがにこれは手強いかと思われたが、結末は意外な方向へ進むんじゃよ。
案内人
くまの爺・・・三国志好きのタダの爺さん、もちろん某く〇モンとは何も関係ない(それ以上はいけない)。三国志好きが高じて史書に載っているほぼ全ての武将のDB化をしてやろうと大それたことをもくろむ。終わりの目途は・・・全く立っていない。
弟子・・・師匠の無茶な道楽に付き合わされる可哀そうな弟子。最近は張郃とのやり取りが多いせいか、無駄なツッコみは減っている模様。実は弟子と書いて「ていこ」と言う名前だったりする(師匠は最近思い出したようだ)。
張郃・・・くまの爺が一番好きな武将とお話ししたい、と謎の技術で召喚された可哀そうな人物。もっとも本人は現代生活を結構楽しんでいるよう。無理やり召喚されたためか、くまの爺の持ってる範囲の記憶しか残っておらず、ちょっと残念。
四方山話
さて、今回は高蕃の紹介じゃな。上でも書いているが、彼は袁尚の武将なんじゃよ。
曹操軍の補給路を断ったんですよね。どのように行い、そしてどのような結末に至ったのでしょうか。
その辺りはおいおい語られるな。単純だが効果的な方法だ。
結末に関してはそこまで大仰な話ではないがのう。っと、さっそく高蕃について見ていこうかのう。
能力評価
さて、それでは各項目について見ていくとしようかのう。
軍事・統率・知謀・政治
高蕃の記録、それは『李典伝』のところに記録が見えるんじゃよ。
太祖(曹操)が袁譚と袁尚を黎陽に攻撃した時、李典に命じ、程昱らと共に船で兵糧を輸送させた。たまたま袁尚は魏郡太守の高蕃に兵を引き連れて黄河のほとりに駐屯することを命じ、水路を断ち切らせた。(『李典伝』)
なるほど、水軍で水路を断ち切った、と言うことですね。確かにシンプルですが効果的な作戦ですね。
それと魏郡太守と言うことですので、その辺りが政治にやや加点されている、と言った感じでしょうか。
軍事も効果的な動きを見せていることから、4項目の中では高い評価となっている。だが・・・・。
それでも評価としては高いとは言えませんよね?
もちろん、この話には続きがある。主役はもちろん李典殿だ。
太祖は李典と程昱に「もし船が通れないならば、船から降りて陸路を通れ。」と命じた。(『李典伝』)
曹操は高蕃を脅威と感じて、このような命令を行ったということですか。
そうだ、ただ、ここで異論を唱えた人物がいる。もちろん李典殿だな。
李典は諸将と相談していった。
「高蕃の軍はよろい武者が少ないうえ水をたのんで気持ちがだらけている。
奴らを攻撃すれば必ず勝つ。いやしくも国家に利益があるならば、専断することも許される。速やかに彼らを攻撃すべきだ。」
程昱も賛同した。かくて北に向い黄河を渡り、高蕃を攻撃してこれを撃ち破り、水路は通ずることができた。(『李典伝』)
曹操も警戒していた高蕃の軍の実体を李典は把握しており、攻めるべきと主張したのですね。
何事もそうだが、現場にいる人間が一番現場の状況を把握している訳だからな。ただ丞相の命令に唯々諾々と従うだけでは良将にはなれない。
李典殿はより良い判断を行い、結果を出した、と言うことだな。
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簡単解説
高蕃の評価、特に統率と知謀が少し抑え目なのは、実態を李典に知られ、あっという間に壊滅したからなのですね。
情報戦で敗れ、油断していたために奇襲にも対処できなかったわけだから仕方あるまいな。
統率は軍の脆さ、知謀は情報収集の点で後れを取ったため、という解釈じゃな。ちと物足りん能力ではあるが、この時期はどんどん曹操軍に追い詰められておったから、人材も払拭してしまったのかもしれんのう。
さて、そんなところで高蕃の紹介は終わりじゃな。
ふむ、それでは自分も帰るとするか。また次もよろしく頼む。
張郃さん、今日はお疲れさまでした。次もまたよろしくお願いしますね。