三国志に釣られクマー

三国志に釣られクマー

三国志好きの三国志好きによる三国志好きのための何か

胡邈(こばく) 字:敬才(?~?)

さて、今回紹介するのは胡邈と言う人物じゃな。字は敬才で生没年は不明じゃ。字の一文字が胡軫と同じ(字:文才)と言うことは同族なのかのう。

 

さて、今回は胡邈の紹介じゃな。上でも書いておるように胡軫と同族かもしれんのう。

どうも、張郃だ。同族どころか兄弟の可能性もあるな。  

そう言えば昨日胡軫のことを武官と言いきれないのでは、と言ってましたよね。

うむ、それは胡邈を見ていくと分かるんじゃが、どうもこの二人の役職を見ていくと、武官と言い難いんじゃな。胡軫も元は陳郡太守であったしのう

確かに胡軫の経歴を見ると、その後も司隷校尉になったり、どちらかと言うと統治者ですよね。確かに気になりますね。それじゃ紹介をお願いします。

人物紹介

胡邈については『董卓伝』の裴松之注『献帝起居注』によると、李傕と郭汜が争っておった時のことじゃ。いさかいの詳細は李傕の紹介のところに書いてあるぞい。

皇甫酈が皇帝の勅命を受けて、李傕と郭汜を和睦させようとしたんじゃが、李傕はどうしても受け入れようとしない。

しまいには怒鳴りつけて皇甫酈を退出させてしまう状況だったんじゃ。

皇甫酈は退出して禁門まで参上し、李傕が詔勅に従うことを承知せず、その言葉は不敬である旨を申し上げたんじゃ。

ここで出てくるのが胡邈なんじゃよ。胡邈は当時侍中をやっておったんじゃが、李傕のお気に入りで目をかけられていたので、詔勅を取り次ぐ役人を召して、皇甫酈の言葉を粉飾して天子に報告をさせたんじゃ。

李傕にも皇甫酈にも余計な咎が回らぬよう、気を回した、と言うところじゃろうな

更に皇甫酈に以下のように言うんじゃ。

「李将軍(李傕)は貴殿に対して粗末な扱いをされていない。また皇甫公(皇甫嵩、皇甫酈のおじ)が大尉に取り立てられたのは、李将軍のおかげですぞ。」

これに皇甫酈は次のように言い返すんじゃ。

「胡敬才、貴殿は国家の常伯(侍中)であり、お側にあって、天子の補佐に当たる臣ですぞ。そのようなことを言って一体何の役に立つと言うのだ。」

胡才はなおも食い下がって言うんじゃ。

「あなたが李将軍の気持ちを損なうと、おそらく重大な結果を招くだろうと、気にかけてあげたのです。私はあなたのためを思えばこそそうしたのです。それをどう言うことですか。」

じゃが、皇甫酈はこう言い放つんじゃ。

「私は代々天子のご恩を被り、自身もまた常にお側近くお仕えしてきました。主君が恥辱を受ければ、下臣は命を投げ出すものとか。国家のおんために、李傕に殺されてもそれは天命と言うものです。」

胡邈も気を回したつもりだったんだろうが、皇帝が恥辱を受けているのに、と言う怒りの方が皇甫酈は勝っておったのであろうな。こうなっては胡邈もどうしようもあるまい。うその報告とか、そもそも天子に対して不敬にもほどがあるからな。   

気を回したつもりが少し空回りしてしまった、と言う感じじゃな。さて胡邈の出番はこれで終わりじゃ、続けて能力評価と行くぞい。今回はワシのみじゃな。

能力評価 

爺評価(Max.200)
   軍事   統率   知謀   政治 
 胡邈(20歳)  35 20 60 50
 ↓ ↓ ↓  ↓↓
 胡邈(45歳)  62 46 90 79

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胡邈は侍中として皇帝の側に侍り、また皇甫酈と李傕どちらにも良い顔をしようとする等、小才はあったと思うことから知謀は高めじゃ。

じゃが剛直な皇甫酈が相手だったことから逆に相手を頑なにさせてしまった。ちとこの辺りで評価を抑えることになってしまったかのう。

 

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雑談ぢゃ

さて、胡邈の能力評価じゃな。

ふむ、文官らしい評価であるな。  

さすがに胡邈さんは他の作品には出ていないのですね。

文官としては多少抑え目じゃが、まあ普通にエリートじゃろうからな。相手が少し悪かった、と言うことじゃろうな。 

まあ、そこまで気が回せるならもっと記録が残っていてもおかしくないのではないか? 

まあ意図的に記録を抹殺される人物もいるから、こればかりは何とも言えんのう。さて、今回はここまでじゃな。次もよろしく頼むぞい。

よし、それでは俺も帰るか、次もよろしく頼む。  

張郃さん、お疲れさまでした。次もよろしくお願いします。