三国志に釣られクマー

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三国志好きの三国志好きによる三国志好きのための何か

楊原(ようげん) 字:不明(?~?)

さて、今回から、また新しい勢力の紹介じゃ。最初に紹介するのは楊原じゃな。

字や生没年は不明じゃ。さて、彼はどんな人物じゃったか、順々に見ていくとしようかのう。

 

どうも、くまの爺じゃよ。さて、今回紹介する人物は楊原じゃな。

どうも、張郃だ。楊原殿か・・・たしか司州で董卓に対抗しようとしていた任峻殿と、行動を共にしていた人物だな。 

任峻さんって演義に出ていましたっけ? 

うーん、名前ぐらいは出ておったかもしれんが、ちょっと分からんのう。立伝すらされていない楊原は当然出ていないじゃろうな。それでは彼の紹介と行こうかのう。 

よろしくお願いします。

人物紹介

さて、楊原についての紹介じゃが、彼の記録は『任峻伝』の所に載っておるんじゃ。

『任峻伝』によると董卓の動乱の時、楊原は中牟の令だったらしいんじゃ。中牟は河南の東端近くで豫州側に位置し、同じ河南でも西端近くの洛陽からは少し距離のあるところなんじゃ。

董卓の乱により、関東(河南)全域が揺れ動き、河南も董卓の乱の混乱に巻き込まれ、恐らく河南尹(河南太守)も逃亡するか殺害されるかで、政治的な空白地帯になってしまったようじゃ。

楊原もこの状況に心配と恐怖から、官を捨てて逃亡を図ろうかとしたんじゃが、この時に任峻が楊原に進言するんじゃ。

董卓が動乱を起こしたことについて、天下に怒りの目を注がない者はございません。ところがいまだに先頭に立って行動を起こすものがないのは、その気持ちがないからではありません。情勢から言って思い切って立てないだけです。

明府(楊原)がもしよく口火を切られれば呼応する者がきっとありましょう。」

 

臧洪殿達が挙兵したり、曹操殿や袁紹殿が挙兵したり、ここで任峻殿が楊原殿を焚きつけて口火を切ったり、反董卓連合軍も当初はバラバラに立ち上がっていることが伺える話だな。 

確かに最終的に盟主は袁紹となっておるが、そもそも駐屯している土地もばらばらで共同でことに当たっているという感じでもなかったのう。

さて、この任峻の進言に対して、楊原は「具体的にはどうしたら良いだろう?」と尋ねるんじゃ。それに対して任峻は以下のように答えるんじゃ。

「現在関東には十余りの県があり、兵士として使える者は一万人を下りません。もし緊急の手段として河南の尹の事務を代行し、彼らを統率して用いれば、成らないことはないでしょう。」

楊原はこの策に従い、自ら河南尹を代行し、任峻を主簿に任じ、更に任峻を河南尹の事務取扱いに任命してほしいと上奏し、諸県に守備を固めさせ、挙兵したんじゃ。

当初は官を捨てて逃げ出そうとしたが、最後は上手く任峻に担ぎ上げられる形で董卓に対抗することに成功したんじゃ。なんだかんだで見事な話じゃのう。

さて、楊原の紹介はここまでじゃな。続けて能力評価と行くぞい。今回はどの作品にも出ておらんようじゃな。

能力評価 

爺評価(Max.200)
   軍事   統率   知謀   政治 
 楊原(20歳)  15 80 40 75
 ↓ ↓ ↓  ↓↓ ↓↓
 楊原(45歳)  40 112 68 106

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楊原は当初は恐怖から、官を捨て逃げ出そうとしたことにより、あまり軍事面にはあまり期待できない、と言うことで軍事はかなり抑えたんじゃ。また基本的には任峻に判断を仰いでいることから知謀方面も抑え目じゃな。

じゃが神輿として河南尹を代行し、元々県令を務めておる。恐らく任峻もその才能を認めていたからこそ担ぎ上げたと思われることから、統率と政治は高めの評価としたんじゃよ。

 

 

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雑談ぢゃ

さて、楊原についての能力評価じゃ。

ふむ、確かに逃げ出そうとしておったことから武勇はたいしたことはなかったであろうから、軍事が低いのは納得だな。だが、河南と言う対董卓最前線で踏ん張っておったことから胆力はあったのだろうな。

それだけでなく、ここは結構優秀な人物を取り揃えておるんじゃ。そうでなくては対董卓戦線を維持できんからのう。

どんな人物がいるんでしょう、ちょっと興味ありますね。 

任峻殿は間違いなくおるのだろうな。楊原殿も統率と政治は使えるとして、後、一人二人、優秀なのが欲しいところだな。 

うむ、その辺りは何とかなると思うぞい。ここも数は少ないがなかなかの精鋭ぞろいじゃな。さて、今回はそんなとこじゃな。次もまたよろしく頼むぞい。

よし、それでは次もよろしく頼むぞ。

張郃さん、お疲れ様です。次もよろしくお願いします。それと他の人物は以下の人名索引を参照してくださいね。