さて、今回は黄巾賊の頭領の一人である、張白騎の紹介じゃな。魏志『張燕伝』の裴松之注『典略』によると、彼は白馬に乗っていたことから、張白騎と言われていたようじゃな。
さて、今回は張白騎の紹介じゃな。張角が反乱を起こした時期に兵をあげた人物の一人で、黄巾賊の一味と目されておる人物じゃな。
どうも、張郃だ。彼は白馬に乗る騎馬に巧みな人物で、それなりに手ごわい相手であった、と龐悳殿は言っていたな。
龐悳は魏の武将でしたよね。干戈を交えたことがあるのですか。
高幹達が反乱を起こした時期だな。どちらかと言えば河東の辺りで活動していたようだな。
同じ黄巾賊の括りと言うことで、一つにまとめていると言うことですね。
まあ、初期武将として配置しても良かったんじゃがな。黄巾賊も後継候補ぐらいは出してやってもと思い、張姓の人物はこちらに配置したんじゃよ。
能力評価
さて、それでは各項目について見ていくとしようかのう。
軍事・統率・知謀・政治
張白騎に関しては、他の頭領達が官軍達に打ち破られたりしていく中、比較的長期間活動を行っていたことを評価したんじゃ。
恐らく武勇もあり、騎馬もこなし、長期間反乱を生き抜いた実績から軍事と統率を高めとした、と言うことか。
彼の最後の記録は魏志『龐悳伝』に、張白騎が弘農で反乱を起こすと、龐悳は馬騰に従って彼を征討し、殽山(こうざん)の間で張白騎を打ち破った、とあるんじゃ。
龐悳に敗れていることから、彼よりは当然評価は低くなっていると言う感じですね。もっとも龐悳より実力ある武将なんていくらもいないでしょうから、運が悪かったと言うことですね。
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簡単解説
さすがにこの辺りの人物は他の作品には出てきていないのですね。
ふむ、まあ演義でも出番はなかったはずだから、これは致し方なかろうな。龐悳殿に敗れた、と言っても演義では龐悳殿もそこまで出番が多いわけではないからな。
基本的には他の黄巾賊の武将達と、能力のバランスはとっておると思うんじゃよ。まあ初期配置の武将として黄巾・黒山の連中は紹介しておるので、後継候補はそこまで多くはならんはずじゃ。さて、そんなとこで、今日は終わろうかのう。次もよろしく頼むぞい。
よし、それでは俺も帰るとするか。
張郃さん、お疲れさまでした。次もまたよろしくお願いしますね。