三国志に釣られクマー

三国志に釣られクマー

三国志好きの三国志好きによる三国志好きのための何か

陸瑁(りくぼう) 字:子璋(?~239)

さて、今回紹介するのは陸瑁じゃな。彼は陸遜の弟であり、陸喜の父に当たる人物じゃな。字が陸遜とは違う(陸遜は伯言)系統なので、もしかすると異母弟なのかもしれんのう。

 

目次

案内人 

くまの爺・・・三国志好きのタダの爺さん、もちろん某く〇モンとは何も関係ない(それ以上はいけない)。三国志好きが高じて史書に載っているほぼ全ての武将のDB化をしてやろうと大それたことをもくろむ。終わりの目途は・・・全く立っていない。

弟子・・・師匠の無茶な道楽に付き合わされる可哀そうな弟子。最近は張郃とのやり取りが多いせいか、無駄なツッコみは減っている模様。実は弟子と書いて「ていこ」と言う名前だったりする(師匠は最近思い出したようだ)。

張郃・・・くまの爺が一番好きな武将とお話ししたい、と謎の技術で召喚された可哀そうな人物。もっとも本人は現代生活を結構楽しんでいるよう。無理やり召喚されたためか、くまの爺の持ってる範囲の記憶しか残っておらず、ちょっと残念。 

四方山話 

さて、今回は陸遜の弟、陸瑁の紹介じゃな。彼は陸遜の弟でありながら、陸遜とは別に立伝されているんじゃよ。

陸瑁もそれだけ優秀と言うことですか。同族だと相当優秀でも、親兄弟の伝に付随する形になることが多いですよね。

兄弟ではあっても、上で異母弟かもしれないとあるように、両者の間にあまり接点がなかったのかもしれないな。 

実際のところはわからんがのう。さて、それでは能力評価から見ていくとしようかのう

能力評価 

爺評価(Max.200)
   軍事   統率   知謀   政治 
 陸瑁(20歳)  55 110 95 90
 ↓ ↓ ↓  ↓↓ ↓↓ ↓↓
 陸瑁(45歳)  84 145 128 123

 

さて、それでは各項目について見ていくとしようかのう。

統率

陸瑁に関してはその人格面で特に見るべきポイントがあるようじゃな。

彼は若い時から学問を好み、また義に厚かった。陳国の陳融、陳留の濮陽逸、沛郡の蒋簒、広陵の袁迪らは、みな後ろ盾もなく貧しい境涯にありつつも志だけはしっかりと守っていたのであるが、こうした人々が陸瑁の下に頼ってやってくると、陸瑁は少ないものも彼らに割き与え、おいしいご馳走があれば彼らと分けあって、彼らと生活の苦楽を共にした。

同郡出身の徐原は会稽に住まいしており、彼とは平素全く面識がなかったのであるが、その徐原が死に臨んで手紙を残し、後に残す幼い子供たちのことを陸瑁に託すと、陸瑁は徐原のために墳墓を作ってやり、その子供たちを手元に引き取って教育を与えた。

また陸瑁の従父に当たる陸績が若くして死に、残された二人の息子と一人の娘は皆数歳にもならなかったのであるが、陸瑁は彼らを迎え取って養い育て、立派に成長した後、元の実家に戻らせた。(『陸瑁伝』)

非情に義理堅い人物だったのですね。 

赤の他人と言っても良いのに、これだけのことをやれる人物はなかなかいないだろう。統率(魅力)が高いのも納得だな。 

軍事・知謀・政治

軍事に関しては特筆すべき点はないようじゃな。知謀と政治は以下の逸話があるようじゃ。

(230年頃)当時、尚書の曁艶が華々しく人物批評を行っており、三署に属する官僚たちをランク付け、人々の愚昧さからくる失策を取り上げて、どの程度降格すべきであるかと言うことを公表したりした。

これに対し陸瑁は高祖の例などをあげ、今は人材が必要な時だから、欠点には目をふさいでどんどん人材の登用をすべき、と忠告するのであるが、曁艶はこの意見を聞き入れることができず、結局は失脚を招くことになった。(『陸瑁伝』)

これは暗に、そのように他人の批判ばかりして足を引っ張っていては、己も同じ立場になりますよ、と忠告している感じでしょうか。 

欠点の全くない完全な人間などいないからな。自分はそんな連中とは違う、と傲慢になった瞬間、既に落とし穴は足元に広がっている、当たり前のことだな。 

彼と同郡出身の聞人敏が都でもてはやされ、ちゃんとした素養のある人物たち以上に評価されたことがあった。ただ、陸瑁だけは彼をそれほどの人物だとはしていなかったのであるが、果たして陸瑁の言ったように聞人敏はやがて馬脚を現した。(『陸瑁伝』)

他にも孫権の遼東遠征などを上疏して、思い留まらせたり、時宜に適った意見を言える人物だったようだな。 

派手な武功とかがある訳ではありませんが、こういう人が上にいると仕事にも迷いが出なさそうですよね、軍事以外が高水準なのも納得です。 

 

三国志14(Max.100)
   統率   武力   知力   政治   魅力 
 陸瑁  11 12 71 68 78

 

天舞~三国志正史~(Max.16)
   武勇   采配   策謀   政治   外交   人徳 
 陸瑁  1 1 5 10 8 12

 

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簡単解説

他の出演している二作品とも師匠と同じで魅力の評価が非常に高いですね。

やはり他人の子を育てたりの逸話が利いているのであろうな。  

兄の陸遜ほどではありませんが、この陸瑁も優秀ですねえ。と言うか陸氏は平均点が高いですね。

孫氏ではなく、陸氏が江東地域を支配する、と言うのも見てみたいもんじゃな。さて、今回で陸氏の紹介は終わりじゃな。

次はあの大勢力の紹介となるが、その前に陸一族のまとめと、久しぶりにランキングでもやってみるかのう。

まただいぶランキングは人の出入りがあると思うぞい。

よし、それでは今日のところは帰るとするか。  

張郃さん、今日はお疲れさまでした。次もまたよろしくお願いしますね。