さて、今日は荀諶の紹介を行うぞい。
字は友若。生没年は不明じゃ。袁紹配下としてはそこまで目立つわけではないが、実は重要な人物、いや一族なんじゃ。
人物紹介
『荀氏家伝』によると荀諶は字を有若と言い、荀彧の4番目の兄となっておるんじゃ。正史本文じゃと荀彧の弟になるんじゃが、これは恐らく家伝の方が正確と思われるのでそちらを採用するぞい。ちなみに荀彧は曹魏の中で非常に重要な役割を担う人物じゃから覚えておくと良いぞい。
荀諶は袁紹が韓馥に冀州牧を譲るよう説得する時に、高幹と一緒に派遣されているんじゃな。
丁度韓馥は少し前に公孫瓚に敗れており、公孫瓚を非常に恐れておったんじゃな。そこを荀諶は上手く突くんじゃよ。ちなみにこの時多分じゃが、荀諶は袁紹の使者と言うことを伏せているんじゃな。
「公孫瓚は勝ち戦に乗じて南下しており、袁紹も東（董卓討伐からの帰り）に向かっていますが、その心中は計りかねます。将軍（韓馥）のために危惧しています。」と言うんじゃ。
当然韓馥は恐れおののき、どうしたら良いか相談するんじゃ。すると荀諶はもし袁紹と公孫瓚が手を結んだら勝ち目がないことを示唆しつつ、冀州を袁紹に渡すのが最善の策、と進言するんじゃ。そうすれば袁紹は韓馥を大事にするじゃろうし、公孫瓚も冀州には手を出せなくなる、と。
家臣たちに反対もあったんじゃが、結局韓馥はこの進言に従うんじゃ。なかなかの策士じゃのう。
また袁紹が公孫瓚を滅ぼした時には田豊らと並んで参謀にされているんじゃ。
『荀氏家伝』で、陳羣と孔融が汝・潁の人物評をした時に、荀彧・荀攸・荀衍・荀諶・荀悦は現在全く匹敵するものがない、と評しているんじゃ。司馬一族を除けば荀氏はこれ以降も様々な人物が出てくるんじゃよ。ちなみに荀彧・荀衍・荀諶は兄弟じゃよ。
さて、それでは能力評価といくかのう。今回は鄭問之三國志以外に出演しておるぞい。
能力評価
荀諶は袁紹の下で参謀となっておるし、また実際韓馥を説得して、冀州牧を袁紹に譲らせる、と言うことをやってるので知謀は高めじゃな。政治もそれなりの評価となるぞい。
恐らくじゃが、後には曹操に降って仕えていると思うぞい。
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雑談ぢゃ
ほっほっほ、どうもくまの爺ですじゃ。さて、今回は荀諶じゃな。
荀彧って劉備と呂布を争わせようとして失敗した方ですよね。そんなに凄いんですか。
そうじゃな、諸葛亮に匹敵、ある部分においては凌駕するぐらいのことをやってのけているんじゃ。魏における最重要人物とも言えるじゃろうな。
荀諶も記述を見る限り、相当優秀そうですね。それにしてもさり気に書かれていますが兄弟で敵味方に分かれているんですね。
まあ元々袁紹と曹操は協力関係にあったからのう。曹操が後背の袁術を叩き潰してくれるので、袁紹も公孫瓚戦に注力できたんじゃ。
織田信長と徳川家康の関係に近いのかもしれんのう。もっとも気が付けば家康が足利将軍を掌中に収め、勢力を膨れ上がらせていた、と言う感じじゃろうがな。
それは袁紹にとっては脅威ですね。
うむ、しかし袁紹も一時期は根無し草になる恐れがあったんじゃから、荀諶が果たした役割は大きいと言えるじゃろうな。
ゲームの方ももう少し知力や外交が高くても良いかもしれませんね。
うむ、さて、今日はここまでかのう、次もまたよろしく頼むぞい。
次も見てくださいね、それではまた！
