三国志に釣られクマー

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三国志好きの三国志好きによる三国志好きのための何か

温毅(おんき) 字:不明(?~?)

さて、今回紹介するのは温毅じゃな。字は不明、生没年も不明じゃな。彼は意外な役割を担っておったんじゃ。それでは温毅の人物像について見ていくとしようかの。

 

さて、今回紹介する人物は温毅じゃな。

どうも、張郃だ。温毅殿とは・・・・うーん思い出せんのう。董卓陣営にいたの・・・か?

あら、張郃さんも記憶にないほどマイナーな人物なんでしょうか

うむ、まあ彼と関わりがあったのは、董卓などではなく、ここで出てくる名前とするにはちと不似合いなんじゃよ。一体誰なのか、早速見ていくとしようかのう。

はい、よろしくお願いします。

人物紹介

さて、温毅と言う人物についてじゃが、彼の出番は『孫堅伝』、呉志のところなんじゃな。さすがにこの繋がりはなかなか読めんのではなかろうか。

ほう、孫堅のところでか、確かにちょっと意外な繋がりだな。

そうじゃ、さて、時機は丁度反董卓連合軍が結成された時のことじゃ。この時、孫堅はもちろん反董卓連合軍に参加するんじゃが、当時の荊州刺史王叡も反董卓連合軍に参加しておったんじゃ。

あれ、荊州の統治はまだ劉表ではないんですね。

うむ、劉表荊州に入るのは王叡死後の話じゃな。

さて、『孫堅伝』の裴松之注『呉録』を見ると、王叡は元々孫堅と共に零陵・桂陽の反乱者達を討伐したのであるが、孫堅が武官であることから、孫堅を軽んじた発言が多く、互いに遺恨があったんじゃよ。

ただこの王叡、孫堅だけでなく当時の武陵太守であった曹寅とも仲が悪く、反董卓連合軍に参加した時、どうやらこの曹寅を先に殺すのだ、と言い立てておったんじゃよ。

曹寅はこれを恐れ、秘策を考える。そこで名前が出てくるのが案行使者・光録大夫の温毅なんじゃ。光録大夫は三公に次ぎ、顧問応対を行う非常設の役職じゃな。

曹寅は温毅の名前を借りて檄文を偽作して孫堅に送りつけ、王叡の罪状を述べ、彼を捕らえて処刑し、その後から報告の文書を上るようにと命じたんじゃよ。

奇妙な話だな。温毅殿の名前は出てくるが、孫堅との関係がほとんどないどころか、当の本人が出てきていないではないか。

そうじゃな、さて、本人の実態が全くつかめない温毅じゃが、彼の出番はこれで終わりなんじゃ。それでは続けて能力評価と行くぞい。今回はワシのみじゃな。

能力評価 

爺評価(Max.200)
   軍事   統率   知謀   政治 
 温毅(20歳)  35 25 60 65
 ↓ ↓ ↓ 
 温毅(45歳)  62 51 90 95

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さて、温毅について見ると光録大夫であった、と言うことから、知謀と政治をそれなりの評価としたんじゃ。一方で軍事面の記録は全く無いこと、また役職以外の実績がないことから、全体的には抑えめの評価となったんじゃよ。

 

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雑談ぢゃ

さて、温毅の能力評価じゃな。

これは難しいな、役職しか描かれておらんし、檄文も曹寅による偽書となると、ほぼほぼ彼自身の事跡が見えてこん。  

役職からすると文官っぽい感じですかね。

そうじゃなあ、彼の人物像を追いかけるのは非常に難しいと言えるじゃろう。 

そもそも反董卓連合軍の内輪もめの檄文に使われる、と言うことは董卓配下ですらないのかも知れないしな。 

そうじゃな、とは言え中央にいた可能性は高いと思えるからのう。さて、温毅の紹介はここまでじゃな。良ければ次もよろしく頼むぞい。

よし、それでは次もよろしく頼むぞ。  

張郃さん、お疲れさまでした。次もよろしくお願いします。他の人物に興味ある方は、下の索引からご覧くださいね。