さて、今回紹介する人物は王晟じゃな。字や生没年は不明。彼は厳虎こと厳白虎等と共に呉郡で反乱を起こした人物の一人だったようじゃな。また彼は意外な人物とも繋がりがあったようじゃな。
さて、今回は王晟の紹介じゃな。
どうも、張郃だ。確か王晟はどこかの太守をやっていたのではないか？
演義には出てなかったような気がしますね。だからどんな人物だったか想像つかないですね。
ふむ、まあこの辺りは演義ではひとまとめに蹂躙される印象しかないであろうからのう。
上で書いている意外な人物との繋がりも気になりますが・・・。
そうじゃな、それでは早速見ていくとしようかのう。
人物紹介
王晟に関しても厳虎達と同じところに記述されていることが見て取れるんじゃよ。
彼もまた呉志『孫策伝』の裴松之注『呉録』のところに出てくるんじゃよ。
厳虎が呉郡で割拠しておった頃、鄒他や銭銅、それに先の合浦太守であった嘉興の王晟達が数千から一万余の軍勢を集めておったんじゃよ。
合浦は揚州の更に南、交州の郡だな。さすがの孫策も交州までは攻め込んでおらんはずだから、故郷の嘉興（呉郡）に帰っていたようだな。
だが当然、彼らは皆孫策の手によって討伐され、一家皆殺しの目に会ったんじゃよ。じゃが王晟も同じ運命をたどるかと思ったところ、孫策の母の呉氏が言ったんじゃ。
「王晟はお前の父上（孫堅）とは互いに奥座敷に通り妻と挨拶するような親しい関係でありました。今その子弟兄弟はみな斬首誅滅されて、老人一人（王晟）が残っておるだけです。なんの懼れることがありましょうや。」
この母の言に従い、孫策は王晟自身は見逃したんじゃよ。
しかし、敵対者は一家皆殺しにしているのだな。これが結果として孫策の寿命を縮めたことになるのだな。
父の知り合いでも母の忠告がなければ殺害しておったであろうからのう。やはり苛烈なことを結構しておるようじゃな。
さて、王晟の人物紹介はここまでじゃな。続けて能力評価と行こうかの。今回はワシのみの評価じゃな。
能力評価
王晟は元々合浦郡の太守であったことから、太守に求められる役割を考慮し、統率と政治をやや高めの評価としたんじゃ。他の賊とは少し違う評価じゃな。
じゃがそれ以外に実績がないため、全体の評価は抑えめじゃな。孫堅も認める人物であったことを考慮すると、もう少し盛りたかったところじゃな。
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雑談ぢゃ
さて、王晟の能力評価は以上の感じじゃな。
太守の場合、郡を治める政治力と軍を率いる統率力が求められる、それを評価している、と言うことだな。
それにしても孫堅と仲が良い人物だったんですね。
そうじゃな。こうやって一人ずつ紐解いていくと、王晟のように意外なところで繋がりがある人物が出てくるんじゃな。
孫策は王晟のことを知っていたんだろうか、そこはちょっと気になるところだな。
豪族をかなり処罰しておったようじゃからのう。この辺りどこまで受け入れ斬り捨てる判断をしていたのか、降伏して普通に受け入れている人物もいるところじゃから、気になるところじゃのう。さて、今回はここまでじゃが、王晟について如何じゃったかな。良ければ次もまたご覧くだされ。
よし、それでは俺も帰るか、次もよろしく頼む。
張郃さん、お疲れさまでした。次もよろしくお願いします。他の人物に興味ある方は、下の索引からご覧くださいね。
