三国志に釣られクマー

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三国志好きの三国志好きによる三国志好きのための何か

士孫瑞(しそんずい) 字:君栄(129~195)

さて、今回紹介する人物は士孫瑞じゃな。字は君栄、生年は129年、没年は195年と曹操孫堅劉備達よりも世代が一つ上の人物じゃな。彼も目立たないが学者の家柄として、結構重要な人物だったんじゃ。

 

さて、今回紹介するのは士孫瑞じゃな。

どうも、張郃だ。士孫瑞殿か。確か彼も西方の出身であったかな。 

結構珍しい名前ですが、演義での印象はありませんね。

演義は出ておったかのう。もしかしたら名前だけどこかに出ておったかもしれんが、はっきりせんのう。

ですが上でも書いているように優れた人物だったのですよね。

そうじゃな、それではその辺りを見ていくとしようかの。

人物紹介

士孫瑞じゃが『三輔決録注』に詳細が載っておるんじゃ。ちなみに、三輔とは漢(前漢)の都長安の護りとなる周囲の地域を表しており、京兆・馮翊・扶風の3地域を指すんじゃ。

後漢を経てだいぶ荒れておるが、かつてこの地域には地方から豪族や富人を移住させたことから、多数の優れた人士を生んだんじゃ。そこに名を連ねると言うことはその地域の出身者、と言うことじゃな。

さて、改めて『三輔決録注』を見ると、士孫瑞は字を君栄と言い、扶風の人で代々学者の家柄であったんじゃ。

士孫瑞自身、若い頃から家学を受け継ぎ、博識であることに通暁しており、高官を歴任したとあるんじゃよ。

董卓が誅殺された後、大司農に昇進し国家の三老となったようじゃな。

国家の三老とは国の教化を高めるために、有徳の老人を指名することだ。三老自体に実務はない名誉職、と言うところだな。士孫瑞は既に大司農になっているから、更なる栄誉を与えた、と言う感じであろう。 

ちなみに士孫瑞は王允と共に董卓暗殺計画にも参加しておったようなんじゃが、王允が処刑された時も士孫瑞は生き延びておる。もしかしたら三輔出身者、と言うことで見逃されたのかもしれんのう。

士孫瑞が非常に優秀で名声も高いことから、三公に欠員が出るたびに候補者に挙げられたらしく、皇甫嵩楊彪等が三公になった時、皆一度辞退して士孫瑞に譲った、と言う逸話もあるほどじゃ。

さて、そんな士孫瑞であるが、天子と共に長安を脱出して洛陽に向かったが、途中で天子を連れ戻そうと追いかけてきた李傕達と乱戦になり、『献帝紀』によると、乱入してきた兵士たちによって殺害された、とあるんじゃ。

また一人有為な人材を失ってしまったな。董卓たちの行為全てに非があるとは言わんが、失われたものが多すぎるな。

学者の家系だったと言うことは色々とその家にしか伝わっておらん伝承などもありそうじゃからな。唯一息子に跡が継がせられたのが幸いと見るべきじゃろうか。

さて、これにて士孫瑞の紹介は終わりじゃな。続けて能力評価に行くぞい。今回は鄭問さん以外に出ておるぞい。

能力評価 

爺評価(Max.200)
   軍事   統率   知謀   政治 
 皇甫嵩(20歳)  10 55 75 110
 ↓ ↓ ↓  ↓↓ ↓↓
 皇甫嵩(45歳)  35 84 106 145

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士孫瑞は学問に通暁し漢の重要なポジションを務め、国家の三老にも選ばれておるだけでなく実務として三公の候補に挙げられたり、大司農に任じられたことから政治を特に高く評価しておるんじゃ。

また董卓暗殺の謀議に加わり、王允死後も生き延びたことから知謀などもそれなりの評価としたんじゃ。じゃが最後は乱入してきた兵士に殺害されておるので、軍事面の評価は抑えめじゃな。

 

三国志14(Max.100)
   統率   武力   知力   政治   魅力 
 士孫瑞  24 13 65 73 67

 

天舞~三国志正史~(Max.16)
   武勇   采配   策謀   政治   外交   人徳 
 皇甫嵩  1 3 5 11 7 12

 

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雑談ぢゃ

さて、士孫瑞の能力評価じゃな。

ふむ、政治が高いのと軍事が低いのは皆共通であるな。  

ただ、知力も政治の次ぐらいにきているのも共通ですね。

ただ、コーエーテクモさんの政治はもう少し高くても良いかもしれんのう。 

単純に半分にすると師匠の数値とほぼ同じ(72.5)ですが、師匠の場合は偏差があるのでしたね。

うむ、ワシの場合は160で90、100で70ぐらいに偏差させておるから、145じゃと80台じゃな。 

そうすると今度は天舞三国志よりも知謀がだいぶ高いイメージになるな。 

まあ数値の上下はどうしても人によってぶれてしまうからのう。さて、これにて士孫瑞の紹介は終わりじゃ。良ければ次もぜひご覧くだされ。

よし、それでは俺も帰るか、次もよろしく頼む。  

張郃さん、お疲れさまでした。次もよろしくお願いします。