さて、今回紹介するのは桓治と言う人物じゃな。彼は士一族とどのようなかかわりを持っていたのか、なかなか興味深い人物なんじゃよ。
さて、今回は桓治と言う人物の紹介じゃな。
どうも、張郃だ。今まで紹介してきた袁氏などは中央から避難してきた人物だが、この桓氏は地元の勢族だったかな。
と言うことは私が知らない人物ですね。桓と言う姓の人も結構出てきますね。
春秋の頃から結構桓姓の有力人物は出てきておるからのう。さて、この桓治はどんな人物であろうかのう。
人物紹介
さて、この桓治と言う人物、史書に出てくる人物はわずか二ヶ所なんじゃよ。まずは士燮亡き後、息子の士徽が孫呉の処置に不満を抱き反旗を翻すんじゃよ。この時の状況は士祇の所で詳しく書いておるぞい。
この時に、士徽の行動を強く諫めた桓鄰と言う人物がいたんじゃよ。彼は士燮に取り立てられており、彼に対する恩義から息子の士徽の行動を押しとどめようとしたんじゃが、これに怒った士徽は桓鄰を鞭打って殺害してしまったんじゃ。
これに怒ったのが桓鄰の兄の桓治、桓鄰の息子の桓発が兵を糾合して士徽に攻撃を仕掛けるんじゃ。
じゃが士徽も城に立てこもり、彼らの攻撃を跳ね返し続け、数ヶ月に渡り戦線を膠着させることに成功するんじゃよ。
さすがに桓治達も手詰まりとなったのか、双方和議を結び撤兵をしたんじゃよ。
和議を結んだとはいえ、遺恨が残る状況だな。これでは呂岱が攻めてきたら、桓治達が彼を迎え入れて一気に士徽達は窮地に陥るのではないか。
ワシもそう思ったんじゃが、呉志『呂岱伝』を見ると、士徽達が討伐された後、士徽達の武将であった桓治は役人や民衆を引き連れて呂岱を攻撃した、とあるんじゃ。じゃが彼らも呂岱によって返り討ちにあったようじゃな。
弟を殺された、という恨みがあったとはいえ、士一族に対する忠誠心はやはり並ではなかった、と言うことかのう。なかなか興味深い関係じゃ。さてそれでは続けて能力評価と行こうかの。彼はワシ以外じゃと天舞さんに登場してるようじゃな。
能力評価
桓治は士一族の有力武将と言うことから軍事面を高めの評価としたんじゃ。じゃが士徽の立てこもる城を落とせなかったことから多少抑えめとしたんじゃ。
また呂岱への攻撃は返り討ちにあったことから統率もちょいと抑えめとしたんじゃよ。
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雑談ぢゃ
さて、桓治の能力評価じゃな。
ふむ、武将と言うことでどちらも軍事面の能力が高めなのだな。
政治や知謀も天舞三国志だとそこそこの評価になっていますね。
うむ、じゃが政治的にはそこまでの評価ポイントはない、と言うのがワシの評価じゃな。
主力武将らしいからもっと能力は高かったのかもしれんが、呂岱相手と言うのが相手は悪かったな。
そうかもしれんのう。もしかしたらベトナムとかの史書にその手の話があるかもしれんが、ここまでは追えんからのう。さて、これにて桓治の紹介はここまでじゃな。良ければ次もよろしく頼むぞい。
よし、今日はここまでだな、俺も帰るか。
張郃さん、お疲れさまでした。次もよろしくお願いします。他の人物に興味ある方は、下の索引からご覧くださいね。