三国志に釣られクマー

三国志に釣られクマー

三国志好きの三国志好きによる三国志好きのための何か

劉基(りゅうき) 字:敬輿(184~232)

さて、今回は少し謝らねばならんのじゃが、ある一族の後継者の紹介を忘れておったんじゃ。それは劉岱・劉繇兄弟の一族じゃな。劉岱の子はわからんが、劉繇の子供は史書にも記録が残っておる。彼らの紹介を忘れておったんじゃ。スマンのう。

 

案内人 

くまの爺・・・三国志好きのタダの爺さん、もちろん某く〇モンとは何も関係ない(それ以上はいけない)。三国志好きが高じて史書に載っているほぼ全ての武将のDB化をしてやろうと大それたことをもくろむ。終わりの目途は・・・全く立っていない。

弟子・・・師匠の無茶な道楽に付き合わされる可哀そうな弟子。最近は張郃とのやり取りが多いせいか、無駄なツッコみは減っている模様。実は弟子と書いて「ていこ」と言う名前だったりする(師匠は最近思い出したようだ)。

張郃・・・くまの爺が一番好きな武将とお話ししたい、と謎の技術で召喚された可哀そうな人物。もっとも本人は現代生活を結構楽しんでいるよう。無理やり召喚されたためか、くまの爺の持ってる範囲の記憶しか残っておらず、ちょっと残念。 

四方山話 

と言うことで、申し訳ない。兗州に勢力を持っておった劉岱・劉繇兄弟の後継者を紹介するのを忘れておったんじゃ。今日から紹介するが、あくまでも兗州の劉岱の後継者として紹介するぞい。

それは良いのですが、何故紹介し忘れていたのでしょうか?

うむ、元々当初は劉繇を揚州勢力の武将としておったんじゃが、その後の調査で時期的にはまだ揚州に行っていなかったようなので、あくまでも劉岱の一族、としていたことを忘れておったんじゃよ。

劉岱殿は子孫の情報がなかったから、余計に忘れてしまったのだろうな。 

うむ、それではさっそく劉基について見ていくとしようかのう。

能力評価 

爺評価(Max.200)
   軍事   統率   知謀   政治 
 劉基(20歳)  65 95 75 85
 ↓ ↓ ↓  ↓↓ ↓↓ ↓↓
 劉基(45歳)  95 128 106 117

 

さて、それでは各項目について見ていくとしようかのう。

軍事・統率

劉基に関してはその記録の多くが『劉繇伝』に載っているようじゃな。

劉繇の長子の劉基は字を敬輿と言い、(劉繇が亡くなった時に)歳は十四であったが、劉繇の喪に服して少しも礼に外れるところがなく、元の部下たちがもたらした(お見舞いの)食料を一つも受け取らなかった。

劉基は容姿が端麗で、孫権は彼を愛し鄭重に遇した。孫権が驃騎将軍となると、東曹掾として劉基をその将軍府に辟き(まねき)、輔羲校尉・建忠中郎将の官を授けた

~中略~

とても暑い季節に孫権が船上で酒宴を開いたことがあった。船の上に設けられた楼の上にいる時に雷雨にあったが、孫権は自分の上に蓋をさしかけさせ、劉基にも蓋をさしかけるよう命じた。他の人々は蓋の下に入ることはできなかったのである。

劉基孫権から手厚い礼遇を受けることは、こんな風であった。(『劉繇伝』)

かなり人望があったような感じですね。 

そうだな。彼の弟達も、劉基に接する際は兄と言うよりも父に対するように接した、と言うぐらいだから、それだけ威厳もあったのではないかな。統率が高いのもその辺りから来ているのであろうな。 

知謀・政治

孫権が酒宴を開いた際、騎都尉の虞翻が酒に酔って孫権の逆鱗に触れたことがあった。孫権虞翻を殺そうとし、その怒りははなはだ盛んであったが、劉基が強く諫めたため、虞翻は死を免れることができた。(『馬超伝』)

孫権は張温の評判を聞いて、公卿達に尋ねた。「張温は現在の人物では誰と比べられるであろう。」

大農の劉基が言った。「全琮と肩を並べられましょう。」

太常の顧雍は言った。劉基には張温の人物と言う物が分かっておらぬのです。張温には現在、肩を並べられるような者はございません。」(『張温伝』)

張温と言う人物はあまり知らないのですがすごい人物だったのですか? 

演義では扱いが悪かったと思うが、呉を代表する名士で、諸葛亮や張昭からも非常に高い評価を受けるほどの人物であったからな。 

 

三国志14(Max.100)
   統率   武力   知力   政治   魅力 
 劉基  33 35 60 69 79

 

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簡単解説

張温に関して、実は結果的に劉基の言う通りだったのではないですか?

これはさすがに何とも言えないところだな。結局張温は最後失脚しているからな。

まあその辺りが能力評価にも微妙に影響を及ぼしており、統率より知謀や政治が抑えめになっているんじゃよ。非常に優秀な人物であるのは確かなんじゃがな。

さて、そんなところで劉基の紹介はここまでじゃな。次もまたよろしく頼むぞい。

よし、今日のところは終わりだな、それではまたな。  

張郃さん、今日はお疲れさまでした。次もまたよろしくお願いしますね。