三国志に釣られクマー

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三国志好きの三国志好きによる三国志好きのための何か

周喁(しゅうぐ) 字:仁明(?~?)

さて、今回紹介するのは周喁じゃが、周昕の弟にあたる人物じゃな。字は仁明、生没年は不明じゃ。彼もまた曹操孫堅と縁の深い、重要人物であったんじゃよ。

 

さて、今回は周喁の紹介じゃな。これはちと謝らないといかんことがあるんじゃ。周喁の「喁」じゃが、本来は日ヘンなんじゃが、どうも文字が無いようで、Wikiやネット上の情報を見てもほとんどが口ヘンになっておるんじゃ。一応ここでもそれに準拠する形で口ヘンとしておるんじゃ。

どうも、張郃だ。ほう、簡単な組み合わせのように思うが、存在しない文字と言うのもあるのだな。 

張郃さんの「郃」もなかなか使われないと思いますが、それでも変換できますからねえ。

うむ、まあこの辺りばかりはどうしようもないからのう。

そう言えば周昂の字がはっきりしませんが、周昕・周喁を見ると周昂にも字に「明」の文字が付いていたように思いますね。

恐らくそうであったと思えるのう。それでは周喁について見ていくとしようかのう。

人物紹介

さて、周喁じゃが呉志『孫堅伝』の裴松之注『呉録』に記述があるんじゃよ。

董卓連合軍が結成された時のこと、当初からの目的は消えてしまい、関東諸郡は互いに相手を兼併して自己の勢力を伸ばそうと努めていたんじゃよ。

ここで袁紹は会稽の周喁を予州刺史に任命し、彼を送り込んで武力で予習を奪い取ろうとしておったんじゃよ。

あれ、予州刺史になったのは周昂の方だったのではありませんか。

 

これははっきりしないな。周昂と周喁が実は同一人物だったのかもしれない、と思った人もいるかもしれんが、それは別の史料にて否定されているからな 

そうじゃな、次に『会稽典録』を見ていくと、曹操が義兵を挙げた時、曹操は人をやって周喁を招かせた、とあるんじゃ。

そして周喁はただちに軍勢を集めて、二千人を得ると曹操の下で征伐に従い、軍師に任ぜられた、とあるんじゃ。

これははっきり書かれていないが、恐らく曹丞相が陳温と周昕に助力を願い、兵を供出してもらった時のことと思われるな。周昕は合計一万以上の兵を送ったとあるから、その内のいずれかで周喁が兵を引き連れて丞相の下に赴いたのであろう 

その後、孫堅と予州を争い、度々戦闘を交えたが、負け戦ばかりであった、とのことじゃな。

そうしている内に、九江太守であった、次兄の周昂が袁術の攻撃を受けたので、周喁は救援に赴いたが戦いに敗れ、郷里に戻ったところで周喁は許貢に殺害された、とあるんじゃよ。

許貢と言うと、後に彼の食客孫策を暗殺しようとしたことで名を残した人物じゃな。と言うことは孫一族とは敵対しておったはずじゃが、おなじ反袁術・孫一族派であった周喁が殺害されることになったのか・・・この辺りは謎じゃな。

揚州にいた人物であるが、どちらかと言えば曹魏に協力し、孫一族に敵対した周一族の一人、周喁の人物紹介はここまでじゃ。続けて能力評価と行こうかの。今回はワシ以外に三国志14にも出ておるようじゃの。

能力評価 

爺評価(Max.200)
   軍事   統率   知謀   政治 
 周喁(20歳)  75 60 85 50
 ↓ ↓ ↓  ↓↓ ↓↓
 周喁(45歳)  106 90 117 79

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周喁は軍師として曹操軍に参加したことから知謀を高めの評価としたんじゃよ。また自ら兵を率いて曹操の下へ赴いていることから、軍事も少し高めの評価にしたんじゃよ。

じゃが孫堅との戦いでは何度も負け、また九江太守の兄周昂の下に赴いた時も敗れておることから、統率は抑えめの評価とさせてもらったんじゃ。

 

三国志14(Max.100)
   統率   武力   知力   政治   魅力 
 周喁  68 51 77 55 64

 

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雑談ぢゃ

さて、周喁の能力評価じゃな。

三国志14は周昕よりも少し尖がった評価になっておるな。 

師匠は知謀は周昕よりも抑えめで、軍事の方が周昕よりは高い評価としたのですね。

そうじゃな、上記のようなちょっとした違いはあるが、次兄の周昂はワシも三国志14も統率が一番高くしており、知謀が高めの長男・三男、統率に優れた次男という色分けは共通と言えるじゃろうな。 

印象の話にしかならんが、史料を読み取るとそういった傾向の違いは何となく理解できるな。 

自分も同じような傾向と言うことで、ちとほっとしておるところじゃ。さて、今回はここまでで、周昕の勢力も終わりじゃ。続いてこの周一族と袁紹曹操袁術孫堅との関係を整理してみるとしようかのう。良ければ次もまたご覧くだされ

よし、それでは俺も帰るか、次もよろしく頼む。  

張郃さん、お疲れさまでした。次もよろしくお願いします。他の人物に興味ある方は、下の索引からご覧くださいね。